【チョコレート工場みたいな甘くてビターな恋の思い出】
とってもフワフワしてキュートなどこか懐かしいレトロポップなファンタジーとリアルの境目をいったりきたりする。
児童文学を映画化した「ネコのミヌース」の監督がまた児童文学を原作にオシャレな作品を作ってくれた。
ルパン三世+キャッツアイ+甘くてビターなチョコレートをトッピングしたみたいな少し切ないほのぼのストーリー。
幼いころにママをなくしたノノは世界一の刑事のパパに憧れ自分もそんな刑事になるために特訓する日々。そしてそれを見守る世話役のギャビー。ユダヤ式の成人式をきっかけにノノは旅にでる。
亡き母の思い出を紡ぐその旅を通して世界一の大泥棒も加わり舞台はノノの名推理で二転三転していく。またパパとママのチョコレート工場のシーンが甘くて少しエロくてフフフってなっちゃう。
すこし違うけど相手の身体に甘い蜂蜜やチョコやクリーム塗って舐め合いっこ位なら経験ある人もいるんじゃないかな?
そしてノノ役のトマス・シモンがすごいかわいいです。
13歳の子供から大人の中間を空想の世界を自然に織り交ぜて解決していく形を自然にみせていくのは脚本がうまいせいだろう。
そして周囲の大人が注ぐ愛情がとっても暖かい。ノノってすごく愛されてるんだなぁって感じがしてラストは本当ににんまりします。
408本目