もこもも

her/世界でひとつの彼女のもこもものレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.9
愛する妻と離婚することの悲しみ、孤独感に打ちひしがれるセオドアが人格を持つ最新の人工知能型OSと恋をする物語

ホアキン・フェニックスとスカーレット・ヨハンソンが主演を務める少し先の未来を舞台にした恋愛作
スカーレット・ヨハンソンはOSのサマンサ役ということで顔は観れなかったけど彼女の声に集中出来て温もりを感じる素敵な声であることをより実感出来た

「時々思うんだ
 僕は一生で味わう感情を味わってしまい
 新しい感情はもう湧かないかもと
 ただ味わった感情の劣化版だけ」

セオドアの離婚による深い悲しみに胸がじんとさせられるし、セオドアとサマンサがお互いにお互いを大切に想っていく様子に胸が暖かくなる

「私たち2人の写真がないでしょ
 だからこの曲が代わりよ 2人の写真
 今を共に生きているこの瞬間のね」

もし自分の友達にOSと恋をしてるって言われたらまっすぐに肯定はしていなかったんじゃないかな
でもこの作品のセオドアとサマンサの関係は何物にも代え難い本物の愛でとうてい否定できるものではないなぁって
サマンサが作った曲がどれも素晴らしい
AIであっても自分の人生が豊かになるんやったら
それはとっても素晴らしいことやね
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