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くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密のLCのレビュー・感想・評価

3.4
面白かった。

前作同様、クスッとさせてくれるから軽快に見られる。
何より、食べ物が生き物になって生態系を築いている様はとても面白い。
そして主人公の発明した機械のタフさに脱帽する。いつまでも動きそう。

舞台は同じ島の中だというのに、全く様変わりしているので、常に景色が新しい。こんなに変わっても迷わず自分の家に辿り着けるの地味に凄い気がする。
食べ物動物たちが思考したりお互いに共生しているのは興味深く、意思疎通まで行おうとする様子には驚かされる。
林や森というよりもはやジャングルなので、以前のように住むにはハードル高そうではあるが、観光には行ってみたい。あわよくば仲良しを見つけたい。タコスと仲良くなれたら個人的には嬉しいな。

憧れの人の言うことは神聖なもんだから、素直に聞いてしまう気持ちは理解できる。
ただ、学者としてどのように目の前の事象を観察し、そこからどのような結論を導き出すか、そのために必要な議論的な部分を友と憧れの人の間で揺れる姿に変換していて、難しいこと考えなくても主人公を応援できるようになっている。
そして親父さんは相変わらず良い立ち位置にいる。笑顔が見られて嬉しい。私が。

類人猿もなかなか興味深かった。
確かに見た目は猿だけど、人間の脳が詰め込まれてるんだよな…つまり彼女には基本的な人権が適用されるべき…?などと考えてしまうが、やはり難しい表現はせずに描かれている。とても見やすい。

食べ物動物たちの研究が進んだら、どこかで発表してほしいな。
食べ物動物版のサメ映画があってもいいね。
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