このレビューはネタバレを含みます
周りは、高学歴の、ある種の天才ばかりの中に明らかに毛色が違うオッサン二人がGoogleへの就職を目指す話。
その全てでは無いものの、職につくにあたって、やはり学歴というのは、どうしても最初に目がいくところだと思います。
が、得てして頭でっかちになって、専門知識を駆使して、いくら正しい事を言ってても、顧客に伝わらなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
作中で語られる「人と情報をつなげる」ためには、いかに相手に伝わる言葉でわかりやすく、言ってる事に共感を持ってもらえるかが重要な訳で、それを最も体現しているのが、高学歴でもない、職を失ったオッサン二人であるというのが、ある意味とても気持ちよくさせてもらえるところでした。
ダンスホールのシーンは、特に無くても良かったんじゃないかとも思いますが、良い作品に含まれる出来だと思いました。
