くるぶし

イカボード先生のこわい森の夜/イカボードとトード氏のくるぶしのレビュー・感想・評価

3.4
ディズニー影うすNo.1映画かと思っていたこの作品。意外や意外メリケン本場のディズニーにハニハン的なライド系アトラクションがあるとか。
あったとしても乗ろうとは思わない。なぜならこの作品めちゃくちゃ気色悪いから

モテおじさん主役のホラーとクズ蛙の小話の2本立てというものすごい角度の変化球。
謎の2本立て界に燦然と輝く一本だろう。とっとこハム太郎とゴジラvsメカゴジラのあの伝説的2本立てにも勝るとも劣らないパワーである。

どっちの話も別ベクトルでめちゃきしょい。モテおじの話は胸糞というかあと引くタイプの後味の悪さで
小さい頃観てたらギャン泣きレベルのホラー。

クズ蛙の話は蛙がストレートにクズすぎて。依存性に対する社会福祉の教材になりうるポテンシャルがある。
この話を書いた脚本家の精神状態が気になるほど。あまりにも反面教師的メッセージが強いから多分身内にまじでこうゆうクズいたんだろうな。恨みに似た感情を感じる。

ストーリーはどっちもそんな面白くもないし、映像自体が年代が近い作品に比べてもクオリティが低い。
ディズニーの迷走というか、こんなとこもあったんだという好奇心がくすぐられる一本でした。

ちなみに共同監督の1人はことあとすぐにシンデレラを作り、黄金期の立役者となるっぽい。この作品は下積みと考えれば違った角度から面白く見れそう。
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