キリコ

インターステラーのキリコのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

音樂、画、演技、シナリオのすべてが最高レベル。
不安、期待、虚無感がないまぜになった音楽が素晴らしい。一つ目の星についた時の焦燥感を煽るBGMが印象に残った(観ながら「ここ音楽すごいな!」と思った)。

展開が細かくてすごい。主人公の目的の変化とともに視聴者側の心情も変わっていくというか、主人公とともにいろんなことへの諦めを感じることができてすごかった。最初は「マーフが20歳になるまでには帰らなきゃ!」と思っていたのに、「マーフが生きてる間に……」「いやマーフはもう無理っぽいから何とか帰還だけはしてくれ」「主人公を助けてくれ〜」と心情が移り変わっていく。マーフの少女時代の子役もよかった。

マット・デイモンのあたりで機械が反逆するかのようなミスリードがあった。音楽や美術でも『2001年宇宙の旅』へのオマージュを感じさせる。マット・デイモンの戦い、ハラハラするというよりあまりに虚しくて泣いてしまった。(マット・デイモンの戦いってなんか西洋史用語みたいですね)
親子再会シーンは滝のように涙が出た。

あと地球があんな感じになっちゃったらマジでどうしよ〜と思った。
キリコ

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