みずちゃ先生

インターステラーのみずちゃ先生のネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

かのクリストファーノーランの大作。
当時話題になっていたが映画に疎い私は遅れて2022年に視聴した。

なんと言っても見終わった後の高揚感がすごかった。
導入からワクワクするし、見てる途中も人には何とか未来を見出してほしいと期待しながら楽しめた。

僕は解決できない問題に対して「愛」というアプローチをする映画が好き。
地球が駄目になったから宇宙に出ようっていうクーパー達の旅が全く成就しない絶望的な展開から、知覚できなかった高度な次元、愛を通じて過去のマーフにアプローチするという落とし方が好き。
また、キャラクターも好きで、マン博士の過去を想うと人間を好きになれる。孤独な惑星で自分がいつか死にゆくことを味わったマン博士のとる行動が人間らしくて実にいい。嘘の信号を使って宇宙船を着陸させて利用する、少しでも長く生きてやると言うのがとても人間に対して愛しく感じる。

シナリオ、音響、美術、映像について一旦これ以上は求められないと思った。良作です。重そうで気が引ける、でも見たいって人の背中は押したい。
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