うどん

インターステラーのうどんのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
3.8
ノーラン監督作祭3作目。こちらも何の予備知識もなく観たら、難しくなりがちな宇宙ものがハマった。
ノーラン監督って物理学好きなんですね!アインシュタインの相対性理論も作中に出てきたし。

最初は国も時代設定も把握できず、探ろうと観てたけど異常気象や昔話の様子から近未来っぽい?と深く考えないようにした。
主人公クーパーの子供達とのラフな親子関係がリアルでよい。でもちゃんと子供想い。長男役は若かりし頃のティモシー・シャラメ!長女は利発でかわいがる気持ちがわかるな。

クーパーは元パイロットだからという抜擢だったけど宇宙飛行士ではなくて、空軍パイロットだったんですね!それでも、そつなく操縦できててすごい。
地球滅亡する前に移住先の星を探すミッションの引き継ぎ、移住可能性の高い3つの星に行って救助・情報回収というなかなかの高難度。

1時間が地球時間で7年間と聞いた瞬間にこっちもたじろいだ。そんなミッション嫌すぎる。研究したさに母艦に残った仲間外れ23年間も待ち続けた忍耐力と寂寥感が…すごいし、つらい。
クーパーに子供達からの映像シーンはさすがにくるものがありました。時の流れの残酷さ、親が子を想う気持ち。

相次ぐトラブルで仲間2人は失うし、なんかやりそうだなっていうマッド・デイモン演じるマン博士は見事に裏切って散るし…想定内でした。睡眠カプセルから蘇生した時は同情したのに。

正直、スーパーはブラックホールに飲み込まれて高次元空間を永遠に漂って助からないと思ってしまった。部屋の本棚の描写よかったな。
自分より歳を撮った娘と無事に再会できて、取り残されているアメリアの救出に向かうという明るい終わり方でした。
ノーラン監督にしてはエモーショナルなストーリーで3作目の中で1番、感情移入して観ることができました。
うどん

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