tocotaro

インターステラーのtocotaroのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

『インターステラー』あらすじ(ネタバレ少なめ)

近未来、地球は深刻な環境悪化により人類の存続が危ぶまれていた。農作物は次々と枯れ、砂嵐が日常的に発生し、食料危機が進行していた。

元NASAのエンジニアで農夫として暮らしていた主人公・クーパーは、ある日、謎の重力のメッセージを受け取る。それを手がかりに、秘密裏に活動していたNASAの施設にたどり着き、人類の新天地を探す計画「ラザロ計画」の存在を知る。

クーパーは、娘マーフに別れを告げ、地球を救うために宇宙探査の任務へ参加することを決意。ワームホールを通り抜け、複数の惑星を調査しながら、人類が移住できる星を探す旅が始まる。



映画は「科学」「親子の絆」「時間の概念」「愛」など、深いテーマが織り込まれた壮大な物語になっています。最後まで見ると、冒頭の小さな違和感や謎がすべてつながっていく構成も魅力です。



■ ラザロ計画とは?

NASAが極秘裏に行っていた、人類存続のための宇宙探査計画です。

地球の環境が限界に達し、人類が生き延びるためには他の惑星に移住するしかない。そのために、ワームホールを通って別の銀河にある惑星を探索し、人類が居住可能な星を見つけることが目的です。



■ 名前の由来

「ラザロ」はキリスト教に登場する人物で、一度死んでから甦った奇跡のエピソードで知られています。

NASAは「ラザロ計画」にこの名前をつけることで、絶望的な地球の状況からの再生=人類の希望の復活という意味を込めています。



■ 計画の流れ
1. ワームホールの発見
 土星の近くに現れた謎のワームホール。これを通じて、別銀河への旅が可能に。
2. 12人の科学者を派遣
 彼らは1人ずつ、12の候補惑星に送られ、居住可能かどうかを調査し、データを地球へ送信。
3. 信号を送ってきた3つの惑星
 12のうち、3つの惑星から「この星はいける!」というポジティブな信号が送られてくる。
 これが劇中でクーパーたちが実際に訪れる「ミラー」「マン」「エドマンズ」の3つの惑星。



■ 計画の裏にある“Plan A”と“Plan B”
• Plan A(地球の人類を全員救う計画)
 ブラックホールの重力データを使って、人類全体を新たな惑星に移動させる。
• Plan B(地球の人類は救えない前提)
 ラザロ計画によって発見された居住可能な惑星に、受精卵(人類の種)を運び、人工的に新しい人類を育てる。

※実はこの「Plan A」には重大な秘密があるのですが…それは映画後半で明かされます。
tocotaro

tocotaro

tocotaroさんの鑑賞した映画