加藤亜季子

インターステラーの加藤亜季子のネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

し、し、しんどかったーーー笑
こんなに高評価な意見が多いことに、戸惑いを隠せない…!
とりあえずまず、映画館で観なくて良かった!しんどすぎる。

映画(特に洋画)というものは、多かれ少なかれ、
「うーん、今ちょっと疑問点がある、もしくは付いて行けなくなってるけど、もう少し見進めたら分かるかもしれないから、もう少し黙って見てよう」
って場面がいくつか出てきたりするけど、この映画はさすがに多すぎた。
多すぎて途中で諦めたし忘れたw

洋画を見慣れてる私と母親ですら、多々???ってなるくらいだから、世間の高評価の人たちに細部を聞きたいわ〜
そして脚本家とPはひとつひとつの話の筋を、どこまで詰めて作り上げたのか気になるわ。もちろん彼らの間に矛盾点や曖昧な点は無いはずなんだけど。

はじめの方は時間感覚も謎で、今地球を離れて何日目なのかとか、いつから眠り始めたのかが全く不明。

それから宇宙のプロジェクトの話には珍しく、船のクルーのキャラクターが一切描かれてない。仲間は何人いて、どんな性格と名前で、誰が死んだのかさっぱり分からないから感傷もなし。

五次元って出てきた時には思わず笑ってしまったけど、結局ハプニングとかみたいに宇宙人オチではなく、人生・家族観を訴えられたから「なんだB級映画か」って笑うわけにもいかず…
そのわりには暗いんだよなあ…

つべこべうるさくて、ロマンのないやつだって言われるかもしれないけど、だからSFって難しいんだよって言いたい。
私個人の好みとしては、この地球から離れたずっと彼方に別の世界があって、そこで想像もできないような別の生活が存在してるっていうことにロマンを感じる。
近未来で人間を絡めてリアリティを出すのではなくて、想像もできないような全く異なる世界だからこそ…

ってこんなに書くと、まるでこの映画を酷評してるみたいだけど(申し訳ない)、別にそうではなくて…ただ超良かったとは言えないってだけ、、、


個人的に良かったのは、
・後半、五次元の世界でお父さんがパニックになってSTAYを伝えようとするところ。やっとお父さんの感情・人間味を感じられた(一瞬バタフライエフェクト的な流れかと思って焦ったけど)

・お兄さんのビデオメッセージ
・マーフがお兄さんに、お父さんからのメッセージが来たよって抱きついた時に、お兄さんが怒りも否定もしなかったところ


それにしてもマシューマコノヒー、ラブコメやってたとは思えないくらい老けたね…(´Д` )
しかしこりゃ金曜ロードショーではできないな笑


松江