ノーラン節、炸裂です。愛は時空を超えるんだ、という台詞を見事に体現してみせた作品でした。具体と抽象の化学反応が生んだ奇跡や！とか色々コメント考えたのですが、胡散臭くなるのでやめました…
壮麗な映像、宇宙の神秘と過酷さが空気そのもので伝わってきて、何度か呼吸を止めていました。肩凝りますね笑 そしてそんな宇宙も、この愛の橋渡しのために使ってやるぜ！という壮大な浪漫。果てしなくでかい宇宙に放り出された、ちっぽけな人間の挑戦。大好き。相対性理論うんぬん予習して行ったけれど必要ありませんでした。むしろハンカチ必須です
冒頭の、親子で飛行機をダイナミックチェイスする場面でなぜか泣いてしまいました。親子、ああいう感じ、いいですね。マーフパパは格好良すぎるけど
地図を広げる場面もそうで。専門分野になった途端生き生きして、娘がついて行こうとすると渋い顔して、でも結局娘のキラキラの目には弱い父親。父親の背中を追いかけている娘。それぞれ口には出さないけれど。ぐっときます
これが揺るがぬ愛だって気づくのは、会えない程遠く離れてかもしれない。なにはともあれ、近々大切な人が宇宙に行く予定の方も、そうでない方も、会えるうちに会っておきたくなります
