Shizka

物語る私たちのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

物語る私たち(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

この女優さんもこの監督さんもまったく知らないけれど、亡くなった人のことを家族全員で語って、いない人のキャラクターを形作っていく。なんだかとてもいい。

どの家族でもできそうだけど、その人がどんなふうに家族の一部になっていて、その人をどんなふうに愛していたのか、が語られていく。愛、だねえ。と、最初はそう思っていたんだ。

ところが、父親は誰?という非凡なことが紛れ込んで、うーん、どうだろう。

自分の出生をハッキリさせたいのもわかるんだが、これどういう心境でみんなに協力してもらってだんだろう。よく父親とかOK出したよね。

それだけ母のことは過去になったから話せるし、フィルミングできるようになったんだろうか。それともあの母だし、まあそういうこともあるよね、的な?

愛溢れる家族だなあ、と思ったら浮気で、でも愛溢れる家族だなあ、という、揺り戻しになんとなくついていけなかった。

うーん、お話にはならないけど、あのまま通夜みたいなムードでよかったんじゃないの?
Shizka

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