とと

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のととのレビュー・感想・評価

4.3
あーめっちゃ好きな雰囲気。

コーエン兄弟の作品初めてだから他も要チェックだな。

ディヴ・ヴァン・ロンクは実際に、1960年代のニューヨークのフォーク・シーンを築いた中心人物の1人で、ルーウィン・デイヴィスのモデルになった人物だそう。

初めと終わりで聞くライヴシーンが印象的。

始終暗いムードが漂うが、フォーク音楽と猫に癒されながら、ルーウィンの人生を通して自分を見つめ直す旅物語。

私自身、夢と希望を持って上京した東京での暮らしの中、中途半端で結局何者にもなれなくて、その辺にいそうなつまらない人間で、絶望しても死ぬ勇気もなく、だらだらど過ごす日々を過ごした。
それでもいいんだと、それも人生だと、笑ってくれる映画。
重い雰囲気を笑い飛ばしてくれる、ある意味でポジティブでエールをくれる作品。
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