ミギーの左手

子宮に沈めるのミギーの左手のレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
5.0
とんでもない作品に出会ってしまった。
子を持つ親として、直視できない。
涙が止まらない。悲しくて。
何度も再生を止めながら観た。

2人の幼児が、部屋に閉じ込められて死ぬまでが描かれた、実話を基にした作品。
不思議なことに怒りじゃなくて悲しみが止まらない。

世の中には、流産の決断ができない女性がいます。
決意なく、出産する女性もいます。
子どもに責任を持たない男がいます。
ゴムもつけずに勢いでする男がいます。

これは変えられません。
きっと。残念ながら。
虐待や育児放棄は一定の割合で起こり続ける問題なのだと思います。
そういった「日常」のような風景か私たちの近くで起こっている。

育てられないのに産むべきではない。その通りです。
育児が辛ければ逃げればいい。その通りです。
でも、そうならない。

実際に事件が起こり、いまも虐待する親と、虐待される子どもがいる。
この事実(現実)をどう受け止め、考えるのか?
ということが大切なのだと思います。

ブログを書いております。
お時間があればご覧ください。
https://bkyumovie.com/sunkintothewomb
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