修道院にて子どもを産むも生き別れとなった女性が、高齢になってからジャーナリストの助けを得て息子探しを始める話。
この生き別れ、再会はあまりに辛い。母の強さを感じずにはいられない話。最後に「赦す」場面は強すぎて自分にはまだ理解できないレベル。
なんか地獄のようなカトリック世界だけど、こういう戒律があったからこそ秩序が保たれる面もきっとあったのだろうと思いたい。三代宗教からカルトまで、どんな宗教にも良い教えと悪い教えが混在していて、その良い教え、悪い教えという判定も時代、社会により変わるものなのだろう。