このレビューはネタバレを含みます
【作品概要】
公開日:2011年
ジャンル:ミステリー映画
監督:那須田淳
脚本:櫻井武晴
牧野圭祐
制作:伊與田英徳
制作国:日本
興行収入:なし
アカデミー賞:なし
シリーズ:なし
東野圭吾さん著書の小説が原作となっており、多賀恭一郎シリーズの1作品でもあります。
【感想】
多賀恭一郎シリーズは小説ですべて読んだほど好きな作品で、少々阿部さんのイメージではありませんでしたが、実際に作品を見てみると少しずつ違和感は減っていきました。作品性は言うことなしのミステリーとなっており、視聴者を常にワクワクさせます。気になった方は是非ご覧ください。
【あらすじ】
前原昭夫は、妻と一人息子、そして母親と一緒に暮らしているごく普通のサラリーマン。しかし、妻の八重子は義母を疎み、夫である昭夫をなじり続け、息子の直巳は周囲との親和性に欠けていた。そして母・政恵は認知症を患っており、それぞれが問題を抱える「家庭」は、昭夫にとって安らぎとは程遠い場所となっていた。そんな状況から少しでも逃れたいとオフィスに留まっていた昭夫のもとに、妻の八重子から「早く帰ってきてほしい」という電話が入る。切迫した様子を不審に思い、急いで帰宅した昭夫は、自宅の庭でビニール袋を被せられた幼女の遺体を発見する。それは、直巳が少女を自宅に連れ込み、身勝手な理由で殺害した結果だった。一時は警察に通報しようとした昭夫だったが、八重子に強く懇願され、やむなく息子のために事件の隠蔽を企てる。遺体を自宅から運び出すため、深夜、住宅街に近い銀杏公園に少女の遺体を遺棄する。ほどなくして事件は発覚し、練馬警察署に捜査本部が設置された。捜査一課の若手刑事である松宮脩平と、その従兄で練馬署の刑事である加賀恭一郎は、事件現場付近の住宅街で聞き込みを開始する。事件を追う加賀と松宮もまた、それぞれ個人的な事情を抱えていた。加賀の父親であり、松宮の伯父でもある加賀隆正が末期がんに侵され、入院しているのだ。だが、母親の失踪以来、隆正との間に確執を抱える加賀は、一度も隆正を見舞おうとしなかった。敬愛する隆正の身を案じる松宮は、そんな加賀の心情を理解できず、反発心を抱きながら複雑な感情を抱いていた。地道な聞き込みを続ける中で、2人はあるきっかけから前原家に疑念を抱き、彼らの嘘に迫っていく。一方、犯行が露見するのも時間の問題だと悟った昭夫は、最終手段として愚かで非道な行動に出ようとしていた。
【出演者】
・阿部寛
・黒木メイサ
・溝端淳平
・杉本哲太
・西田尚美
・泉澤祐希
・富田靖子
・児嶋一哉
・滝藤賢一
・田中みな実