JOJO

グランド・ブダペスト・ホテルのJOJOのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ウェスアンダーソン監督の出世作となった今作。やっと見れたー!
僕は社会人になるまで映画を見るときは俳優とストーリーぐらいしかまでしか興味が及ばない人間だった。
しかし、フレンチディスパッチを見た時から、ウェスアンダーソン監督のファンになってしまった。初めて見たときはまず情報量の多さにびっくりし、そしてシナリオ展開的にはなんて事のないシーンなはずなのにやけに頭に残る不思議な経験をした。なんでこんなに頭に残るんだろう?と考えていた時に、映画の演出の大切さを見に沁みて感じたのである。演出はまさに監督の個性であり、こだわりであり、見せどころなのだとちゃんと感じる事ができたのは初めてだった。
自分語りが長くなってしまったが、本作の話に戻ろう。やっぱり面白かった。監督の遊び心をたっぷり感じるまさにエンターテイメントに満ちた作品だった。ビビットカラーでシンメトリーの背景に、センスの良いセリフ回し。唐突に差し込まれるコミカルなお馬鹿シーン。観た後に良いもん観たなぁとたっぷりと満足感を感じられる素敵な映画だと思う。
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