いつもビジネスホテルばかりで、コンシェルジュがいるようなホテルなんかほぼ宿泊したことがない🥹
ホテルを舞台としたミステリー+コメディといえば、三谷幸喜氏の有頂天ホテルが浮かんでしまう。ただ副支配人の役所広司がホテルから出ることはないが、これは主役となるコンシェルジュのグスタブ氏はヨーロッパを駆け回ることになる。
オスカーをたくさん受賞している今作、字幕を映画を見て困ったことがある。
映像が美しく計算されており、派手な色使い、シンメトリーな構図、部分部分でコミカルに使われるストップモーションアニメ。これでもかと言うぐらい凝った映像となっている。
なので字幕を追った瞬間、映像が細かく見られないという、困った問題が生じる。かといって吹き替えはイメージが・・
ストーリーの時代背景は4つで構成されるが、時代によって画面サイズが変わる。現代に近いほどフルスクリーンになり、昔の話ほど画角狭くなる。こういう点も非常に凝っている。
それにコミカルな描写があると思えば、結構グロいシーンもある。まぁ一応ミステリーなので。
少々ネタバレあり。
ストーリーは伏線だらけのもっと複雑な構成になるかと思ったが、意外とシンプル。ストーリーは割と淡々と進むが、映像で観客を惹きつけるような映画。まぁ好みの分かれる映画とも思う。
どちらかといえばミステリー描写というより、戦時中における人々の状況や、富裕層と難民の対比が描きたかったのかと思わされる。ただ舞台はヨーロッパにあるとされる架空の国で、敵国としてナチスっぽい感じの国も描かれているが、それもあくまで架空の国。
キャストは有名な方々が多いが、やっぱりジュード・ロウはカッコいい。今作ではほぼ動かないが・・。
エンドクレジットの途中からコサックダンスを踊るキャラはとてもかわいいので、クレジットの最後まで見ることをおすすめします☝️