ぶちょおファンク

グランド・ブダペスト・ホテルのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

色んなタイプの映画監督がいますが、ウェス・アンダーソンは間違いなく自分の世界観を持ち、それが多くの映画人、特に著名な俳優に愛されている監督のひとりである。

今作もアンダーソン組とも言える常連の俳優が多数出演しており、こういうのってともすればパターン化、マンネリ化で観ていて
「またこの俳優さんかよ」っと思ったりもするのだが、基本はちょい役での起用、主役は毎作違うので「おっあの俳優さん出てきた!」っと楽しい一面も持った作風。

アンダーソンの世界観、画作り、色彩、絵本のようなポップな脚本、観ていていつも何かに似ていると思っていたが、例えるなら
“お菓子のマカロンのような映画”で、
大して美味しくないマカロンだけど、色とりどりで見た目が丸くてサイズも小さく、2〜3個くらい食べれば満たされる、マーブルチョコレートやM&M'Sとも言えるけど、空気感、フワフワ感を鑑みると、やはりアンダーソン作品はマカロンのような映画なんだと思う。


2017年84本目