痛快。程よく現実離れしていて、絵本を覗くような感覚で見れた映画。エンタメかと思いきや意外とアートだった気がする。両立かも。
意外と映画でありながら、文学であるという点に重きを置いている映画なのかなと思った。言葉の掛け合いであったり、紐を解いていく爽快感が活字を追っている感覚に似ていると感じた。
背景には、迫り来る大戦であったり、難民であったりと意外とセンシティブな問題を盛り込んでいて、そこに人間の歴史の虚しさを痛感するとともに、それでもどこか笑えてしまうコメディ要素の上品さがとても良かった。
少し展開早すぎてしんどいとこもあったけど、一コマ一コマに全く飽きない素敵な映画でした。
