AK

ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーンのAKのレビュー・感想・評価

4.0
私は決してローゼズのリアルタイム世代ではない。でも、20歳の時に聴いた "I wanna be adored" は特別だった。本当に本当に特別だった。あまりにも特別で、あれから千回聴いても、今聴いても、イントロがはじまるとすぐに身体が魔法にかかってしまう。

ローゼズファンは問答無用で最高の映画だと思いますが、ヒッチコックの引用で始まりヒッチコックの引用で終わるので、ドキュメンタリー映画としても面白いつくりです。最後のヒートン・パークでのフールズゴールドの素晴らしさと言ったらないです。

しかしイアン・ブラウンのイーサン・ホークと甲本ヒロトを足して割ったような原人顔は堪らないね。ジョンの真島真利顔も素晴らしい。1983年結成、1996年解散のストーン・ローゼズと、1985年結成、1995年解散のブルーハーツの同時代性の面白さ。

映画を観ながらずっと、イアンが陰謀論を捨ててくれますように、と祈っていました。大好きなヒーローがダサくなっていくのを見るのは辛いです。何度でも戻ってきて欲しい。

はこの映画のオフィシャルTシャツがめちゃくちゃカッコいいからずっと着ていたのだけど、今まで観たことがなかったのです。映画としてもめちゃくちゃ良かったので、今年の夏は堂々とヘビロテで着まくろうと思います。
AK

AK