いち麦

俺たちスーパーマジシャンのいち麦のレビュー・感想・評価

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)
4.0
奢り行き詰まった手品師がもう一度自分の原点を見つめ直すイイ話。前半のS.カレルの嫌味な演技、若い頃を演じるブシェミのマスクがマッツを彷彿させるほど爽やかなのがツボ。もはやマジックとは言えない悪趣味パフォーマンスはJ.キャリー自身の発案としか思えない。

‪日本語での、“マジシャン”と“手品師”の使い分け(語感の違い)がすんなりハマるような物語だったのも好感。‬それにしてもブシェミの若作りマスクには驚いた。これメイクか?VFXか?

(2023年6月に再見)
S.カレルとブシェミの友情を主軸にした意外とシリアスな人間ドラマになっているが、それよりもJ.キャリー演じる脇のライバル・パフォーマーの方が吸引力大きく記憶に残っていた。再見してもこのスティーブ・グレイの披露する、何かトンでもなく凄いんだが実に下品でくだらないパフォーマンスにとことん笑わされた(コメディとしてはココ見どころ)。これこそJ.キャリーならではの持ち味…久しぶりに嵌まり役だった。ブシェミもオリビア・ワイルドも安定感あるキャラクターを演じていてイイ感じ。
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