やや

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのややのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シリアスな雰囲気から急にノリノリな音楽とともに踊り出すクイル、そしてタイトル。
観終えた今、この作品の世界観を説明するのにこれ以上の演出はないと思った。上手い。

ふんだんに使われるCGは迫力がある!
グリーンバックで演技をしていると思うと…本当にそこに何かがあるかのような演技力も、CGの技術もまた素晴らしくて感服する。

クイルはどんな状況でも飄々としていてでもやる時にはやる、ルパン三世のようなシティーハンターのようなカウボーイビバップのような雰囲気。
基本的にはこういうタイプは好みではないのだけど、辛い過去があり形見のカセットプレーヤーを何よりもずっと大事にしている所が愛おしい。顔も良い。笑

でも母親が死ぬ前に手を握ってあげられなかった後悔って一生残るよなぁ。
その強い記憶がクライマックスで苦しい時にガモーラに手を伸ばす理由になるのだね…

正直、見せ場であるみんなが順番にクイルに触れていって一緒にうわー!ビリビリ!ってなる場面は「なんで!?共倒れしちゃうじゃん!」て思っちゃったけど、石を叩き落とした所で意味もなさそうだしとにかくクイルのために何かしたくて手を伸ばさずにはいられなかったのかな、と納得してみたり。

いろいろとハイテクな世界観なのにキーアイテムがカセットっていうギャップもオシャレで、作中の選曲・入れ方も独特の雰囲気づくりに一役買ってる。
ようやく開けられたママからのプレゼントの『最強ミックスvol2』から流れてきた曲は泣く雰囲気じゃない曲調なのにグッときちゃったな。

「高すぎる山なんてない 深すぎる谷もない 広すぎる川もない 僕らを引き裂くほどの」
「この愛は生きている 遠く離れていても 手助けが必要な時はすぐに駆けつけるよ」

オープニングからエンディングまで飽きずに楽しく観れる良い作品だった!
volume3まで観たらまた観なおしたいと早くも思ってます。
やや

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