やや

かがみの孤城のややのネタバレレビュー・内容・結末

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

真実はいつもひとつ!ってネタよく入れたなぁ。笑

この作品は結局、いじめの加害者達が痛い目に遭うことも反省することもない。ただ孤城という逃げ場があるだけなのね。
でももうだいぶ前ながら不登校だった私は、その逃げ場という存在があまりにも大きいことを知っている。架空の話にも関わらず孤城へ入れることを心底羨ましく思ってしまった…あの頃私にもこんな場所があれば!
そう思えるということは、ファンタジーの中にうまくリアリティや説得力をもたせて描いてあるのだと思う。

アキのショッキングなシーンはすごく重たい話なのに、曲が合っていなくて笑ってしまったのがあまりにも残念。アキ関連でいえばストロベリーティーも伏線にしてはあからさますぎてもったいないような。
もう少しさりげなかったり、最後の最後まで先生の正体はわからないくらいでも良かったのでは…?

それでもラストにアキを助けに行く展開は素直に盛り上がれた!
原作は未読だけれど世界観の説明やキャラクターの深掘りなどされているのかな…?
もう少し描いてほしいところや気にかかるところはちょこちょこあったけれど、小説を2時間にまとめている作品としてはだいぶ綺麗な方なのではないかな。わかりやすいお話でこれはこれで。
オオカミさんかわいいです。
原作か漫画版も読んでみようかな…
やや

やや