きゅうりのきゅーたろう

アンダーウェア・アフェアのきゅうりのきゅーたろうのレビュー・感想・評価

アンダーウェア・アフェア(2010年製作の映画)
3.6
朝子は田舎で5歳の息子と暮らしている。少女時代の彼女は母と妹と共に狭い団地に住んでいた…というお話。


短編ながら想像を膨らませる面白い作品
男より女性の方が面白く見れそうな印象

現実/非現実とか女性/少女という対比が軸になっていて、朝子は退屈な少女時代に嫌気が指し過激な下着や万引きに非日常を見出そうとするも、あの『傷』がきっかけで恐らくではあるが、日常の尊さに重きを置くようになっている。

あの傷はいかにも暗喩的でありながらも実際の傷だというギリギリのラインで描かれている点に目を見張った。

この短編をアンダーウェア・アフェアー=下着事情と名付けるセンスも良き
ちなみに、アフェアーは不倫的な文脈で使われるため案外不倫してるんかも