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ブルージャスミンのKAZUのレビュー・感想・評価

ブルージャスミン(2013年製作の映画)
4.0
〜2018年オスカーを巡る旅路🇺🇸ラスト〜
2014年 主演女優賞

ついに、2018年アカデミー賞も発表されましたね!前評判通り『シェイプオブウォーター』作品賞!!。個人的には『スリービルボード』派?だったのですが、どちらも相応しい名作でしたね。
シェイプ〜で主演女優を務めたサリーホーキンスが印象的な演技を魅せた今作品で、オスカー巡る旅路シリーズを締めたいと思います!

セレブ生活を謳歌し、虚栄と自尊心とプライドの塊のようなお高くとまりすぎな、ケイトブランシェットの転落、精神が破綻した様が痛々しい、アレン流のホラー。

題名、パッケージとアレン得意の大人な恋愛を描いてると思ったら全然違ったwケイトの精神崩壊、独り言、うわ言、虚言に抗鬱薬を貪ってる様が延々と続く作品。アレンの軽やかな映像やコメディータッチな作風とケイトのやつれた顔面とのギャップがむしろ怖い。桐野夏生の「グロテスク」を思い出したり。。あの本も絶世の美貌の果ての転落と精神破綻を描いてたなと。昔読んだ記憶。その後のケイトがどうなるかは誰もが思いを馳せます。

オツムの弱い妹役のサリーホーキンスの実存感たるや。どこにでもいる、男見る目ない、お金ない、オツム弱い典型的なお高くとまってるケイトの様な人種から蔑まれるタイプ。シェイプ同様、ちょいと痛い役柄合いますね〜。作品にPOP感をもたらしてるのは、アレンの作風だけど、サリーホーキンスがの演技があればこそかなと^_^

スコアが示す様に評価バラバラですが、私は非常に楽しめました。
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