ZEPHYR

ミケランジェロ・プロジェクトのZEPHYRのレビュー・感想・評価

3.7

第二次世界大戦の終戦間際。
ナチスはユダヤ文化消滅を目的とした
ホロコースト(大量虐殺)の一環で
侵攻した地域の美術品を略奪していた。

この強奪された美術品を奪還するために
学芸員、歴史家、美術商、建築家を集め
特殊部隊“モニュメンツ・メン”を結成。
戦闘経験は一切無い彼らだが、
美術品捜索の為に戦場の最前線へ乗り出した――


🐾

過酷な戦場を生き抜く戦争作品として観ると
物足り無さを感じるかもしれないけれど
本作のテーマは美術品の奪還作戦。
個人的に美術品が好きなので中々楽しめた。

例えばこの美術品がすべて消滅していたら
その国の文化や伝統は薄まってしまって、
今と少し違う街並みになったりしたのかな
なんて思ってみたり。

人の命と同じように
こういった歴史的文化財も守るべきもの。
文化は国が生きた証であって
その歴史を語り継いでくれる存在だから。
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