あきしげ

メガ・パイソンVSギガント・ゲイターのあきしげのレビュー・感想・評価

2.0
80年代で人気を二分していたアイドルの対決。

良かった点。

・二人のヒロインが物語を盛り上げる
・悪い事をしたらちゃんと天罰が下る

悪かった点。

・キャットファイトはマジすぎて引く
・製作側のやる気のなさ
・ティファニーvsデビー・ギブソン

80年代で人気だった二人のアイドル歌手。
時を経て、再び相見える事となるのである。
知っているのと知らないのでは話しが違う。
残念ながら自分は後者の方になってしまう。

ティファニーとデビー・ギブソンの関係性は知らない。
ネットで集めた情報から本作の構成を考えてみようか。

アメリカではコメディ映画として認識されている。
一応、モンスターパニックというジャンルである。
しかし、中身を見れば納得できてしまうのだろう。

本作は超巨大なヘビとワニのバトルじゃない。
メインはライバルだったアイドル歌手の対決。
だからヘビとワニは添え物程度になっている。

二人は最初からいがみ合う関係。
公園の保護官と環境活動家という立場の違い。
前者は公園を自分のモノだと主張する独裁者。
後者は自然の為ならば法律を破るテロリスト。
つまり、どちらもクズなのです。

クズ同士の醜い争いは正直言って引くレベルです。
劇中にあるキャットファイトはマジすぎて笑えない。
長年溜め込んでいた何かを発散させるような感じ。

実は正義の味方は途中から登場する爬虫類のオッサン。
一人だけ真面目にやっていて、ビッチに挟まれる感じ。
正論すらねじ曲げる独裁者とテロリストの暴走は危険。

ただ、本作はちゃんと制裁を与えている。
これは某決死部隊に命令する政府高官と違う。
今までの暴挙はこの為だったかと安心します。
やはり、リスクを負うべき人には必要だ。

本作はヘビとワニの皮を被ったビッチの戦いでした。
あきしげ

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