このレビューはネタバレを含みます
ジャケットでディザスタームービーと思って観ると裏切られます。
煙が怖えー!とはならなかったけど、キュン!とする裏切られ方でした。
原題は『After』でスモークにはそれほどフォーカスしてませんし、ジャケット詐欺としかw
この映画、予算少ないけど、映画が好きで良く観込んでいる人が作ってるんじゃないでしょうか。
クリーチャーやスモークのシーンも悪くないけど、二人が距離を縮めていく過程や思い出のシーンのようなエモーショナルな演出が上手い。
(フレディが射撃が下手っていうのも、なにげに伏線張っててあなどれないw)
特にカーニバルのシーンやカフェのシーン、義父とのシーン、切なくて胸がキュン…こんな枯れた私でもなりましたもん。
ファンタジックな温かみのある色調に変わって、夢のように綺麗。
でもフワフワと現実ばなれしていて、思い出の中にいるんだなってすぐにわかる。
ここだけでも観る価値あり!
きっとこれはアナとフレディのトラウマを克服するお話なんではないかなぁ。
クリーチャー(トラウマ)を倒して、心の扉を開くためのお話。
フレディは多分、バスの中で出会ったアナを本能的に覚えていたから、しつこくナンパしたのかな?
フレディ役のスティーブン・ストレイトは『スカイ・ハイ』でカッコイイなーと思ってました。『紀元前一万年』がコケてあまりメジャーな映画では見なくなったけど、ブレイクしてほしいな。