このレビューはネタバレを含みます
名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本のミステリーの佳作です。
この人の作品にしては、どちらかと言うとエンタメ寄りの映画ですが、いやー、切ない。
僕も彼ほどは歳を重ねていないけど、愛のない生活を送ってるおっさんだから辛すぎる。そしてより人間不信になる。
そんな奇跡的な出会いあるか?と思わせて案の定結局まんまと騙されるわけで、騙され具合がマッチスティック・メンに近いかな、とも思ったけど、あれよりもある意味酷い。
まあ資産はそれなりに残ったけど、何よりも愛していた一番目と二番目を同時に失う悲しみたるや。
カフェのもう一人のクレア(本物のクレア)にもっと早く話を聞いとけば良かったね。