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鑑定士と顔のない依頼人のyukoのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.9
鍛え上げた審美眼でホンモノを見極める主人公の鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は長い間、周囲もそれを認める程、ニセモノを疎み嫌った。自分に課せられた仕事を多忙にこなす日々、秘書が受けるはずの電話に応対する。彼は電話の向こうで涙する依頼人に苛立ちが隠せない。ところがやがて、その依頼に好奇心が勝り、まるで彼を待ち侘びていたかのような美しい「ホンモノ」が彼自身に浸透していく。戸惑いながらも変化していく老いたヴァージル。思わぬ結末に、鑑賞の余韻残るいい映画でした。

「ホンモノ」とは何か。

おもしろかったです。
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