高橋

鑑定士と顔のない依頼人の高橋のネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンドともバッドエンドとも解釈できるタイプの胸糞映画で結構好きだった。

・「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」というセリフ
・後半30分の時系列
これらの解釈次第で人によって3パターンくらいに感想が分かれるのでは。

解釈①バッドエンド
・プラハ移住→カフェでクレアを待つ日々→介護施設での秘書との面会 の時系列
・カフェにクレアが来ることはなく天涯孤独に施設で人生を終えるパターン

解釈②ある意味ハッピーエンド
・介護施設での秘書との面会→プラハ移住→カフェでクレアを待つ日々 の時系列
・一時は施設に入ったもののどうにか持ち直し、最終的にはプラハに移住し、また会えるかもしれない最愛の人を待ちながら人生を終えるパターン

解釈③ハッピーエンド
・介護施設での秘書との面会(この時の郵便はクレアからの手紙)→プラハ移住→カフェでクレアとの再会 の時系列
・秘書から渡された郵便が実はクレアからの再会を約束する手紙で、最後のシーンはクレアが約束に現れるのを待っているというパターン

他にも色々と考えさせられる良い映画でした。
ただ、伏線が分かりやすいのでだいぶ展開が読みやすいのがやや残念。
ビリーが黒幕というのは驚きだったけど、ロバート・偽クレアがグルで美人局というのは割とみんな気づいてしまうのでは…
高橋

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