さっさー

鑑定士と顔のない依頼人のさっさーのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

"1万4千、1万5千… 首によくない"

ミステリかと思ったら奥手なおじさんの恋愛物語…かと思ったら最後に思わぬ展開。
邦題の「顔のない依頼人」はややこしいな。結構早めに出てくるし…。

作中ヴァージルは二度、
"偽物"を失って痛い目をみる。
一度目は贋作蒐集家の老婆に
(実は高価な)絵画を競り落とされた時。
二度目がクレアを失った時。
芸術と愛を比較するようなロバートの発言を思い出すと、一度目の失敗はこの後の展開を暗に示していたのかも。

ヴァージルの隠し部屋をはじめ、
どのシーンも美しい芸術品が並び
視覚的満足度がとても高くて良かった。