ゆーみん

鑑定士と顔のない依頼人のゆーみんのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.8
途中までは素敵なラブストーリー?だと思っていました。
贋作のなかにも本物がある。作者の残したメッセージや癖がある…と語っていたヴァージルがとても印象的でした。
優れた審美眼を持つヴァージルが見抜けなかった"贋作"に、観ている私も驚かされ、ショックを受けました。
後半に映画の展開がガラッと変わり、引き込まれました。
最後に彼女の言っていたカフェに訪れるヴァージル…彼は贋作のなかの本物を見つけたのでしょうか…
鑑定士と彼自身の人生を"本物と偽物"で重ねて表現されており、とてもまとまりのある映画だと感じました。
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