「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」などに収録されている 原発爆発・疫病パンデミック後の世界を描いた6分40秒のショートムービー。
約7分の作品でここまで考えさせられるのか、と感動。
この作品はニーチェの「永劫回帰」をテーマにしているらしい。
ニーチェの永劫回帰は「宇宙の全て（世の中のすべて）は、同じことの繰り返しである」という考え方だが、宮崎駿は少し解釈を変えている。
天使を助けた後にチャゲとアスカが待ち受けるものは「死」であることは決まっている。しかし、それまでの過程は変えることが出来、今作では2つの結末が描かれていた。
1つ目は政府に拘束された天使を救出中に警察によって橋を破壊され、落下する最後
2つ目はチャゲとアスカによる根性で車から羽が生え、空を飛びたち、地上(汚染され、人が住めなくなった場所)へ天使を放ち、チャゲとアスカは死ぬ最後
On your mark に出てくる天使は放射能に耐性を持った新人類で、ナウシカのタペストリーにも登場しているらしい。
