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三度目の殺人のlienのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
3.8
みんな同じ司法という船に乗っている。
ここでは誰も本当のことを話さない。
誰を裁くかは誰が決めるんですか。

三隅の証言が2転3転と変わり、真相が霞んでいく。

三隅は“生まれて来なければよかった。私はいるだけで周りの人を傷つけるから”と重盛に言う。

三隅はただの器。

器だから人の善意や悪意、何にでも染まれるのだと思った。

人は見たいようにしか見ない。

司法の場だけは、全ての人が平等である、と信じていたけれど、結局は人が人を裁いているため、そこに利害があるのだと。

事実と真実は相容れないものなのかもしれないと感じた。


▷訴訟経済
訴訟法の根底にある一つの理念で,訴訟の審判に関して裁判所と当事者その他の関係人の労力,時間,経費などの負担をできるだけ節約しようという要請。
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