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エイリアン:コヴェナントのlienのレビュー・感想・評価

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)
3.0
アマプラに全作来ていたので、これは1から見返すしかないでしょ!!ということでエイリアンシリーズ完走!!

全作通して感じる部分は、登場人物たちのエゴ。大切な人を救いたい気持ちから、感染者を宇宙船に入れてしまったり、利益に囚われ、目的を見失ったりクルーの安全を脅かす。
結局技術力が進歩し、宇宙へ旅をするまでに至ったとしても道徳や倫理観が伴っていなければ破滅を招く。
宇宙という閉塞的な空間の中で冷静を欠いた時点で死が待ち受ける。

アンドロイドがシリーズを通してのキーパーソンになっており、今回はより踏み込んでいた。AI技術が進み、人間を凌駕した場合それを制御するのは不可能。これの究極が今作なのでは。人間がアンドロイドを作り、アンドロイドが作ったエイリアンによって人間は淘汰される。

リドリースコット監督の映画には倫理や宗教要素をそこはかとなく感じる。
多分、神様なんて当の本人は信じちゃいないんだろう。

コヴェナントを見ていて思ったのは、なぜ旧型と新型を同じ顔にしたのか。
これじゃ見分けがつかない。
でも、同じ顔じゃないとラストが際立たないよなぁ。
悪と善の戦い。アクションが光っていて良い。
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