【ゆくな!安倍ンジャーズ!】
今回もブラック・ウィドウ目当て。『冬兵』よりオンナ度アップでウホ。意外や繊細に撮られ、弾む毬的肉感より表情や心情の映えがよかった。
あと戦闘服ばかりだったマリア・ヒルさんが私服で姿勢崩し、素足のケアする姿にめっちゃ萌えました(笑)。
新参加の魔女ちゃんも可愛らしい。魔の指揮者ってかんじですね。
で、男衆の方はう~ん…
今回はソウル戦がよかった。人間寄りのメンバー3人が、うまくアクション導線に嵌っていた。
それ以外はもう、闇鍋に近くなってるなーと思った。全員集まるともうムチャクチャ。前作での戦闘経験値があるから何となく進むが作戦通りに見えない(笑)。ムチャクチャが面白さに誘爆すればいいけれど、今回は殺しあってると思った。
そもそも、今回の敵は電化製品なのだし、ソーがあの裁判官トンカチで静粛に!を連打すりゃすぐ制圧できたのでわ?
町山智浩さんの「同じ楽屋に入れてはいけない人たち」という評が的確だと思った。あまりに異種格闘技過ぎて、チームとして運営するのは無理がある。
前作で既に思ったけど、敵とより仲間同士で戦う方が面白い。いわゆるVSものですね。第三作はアイアンマンとキャップの戦いがメインのお話とか。…ものすごく納得!(笑)
前作は、外敵からの侵略に結束して立ち向かう、という話だからまあ、笑って済ませられたけど、今回は、平和を口にしながら戦争の火種を撒き、そこにさらにフーフーする彼らを安倍ンジャーズと呼びたくなった。
メンバーの中に良識人もいるけどさ、一国の消滅にまで拡大させちゃった責任はどこにあるん?民間人どんだけ死んでるのかなあ。緑色の鉄砲玉による被害も含め。
アメリカ人が能天気に盛り上がるのはわかるけど、このお話にまったく疑問を持たないならさあ、キミも安倍ンジャーズの一員だッ!
お話し自体は、煎じれば日本の戦隊ものTV一話分程度なのに、141分延々と、結局はCGの大盛りサーカスではさすがに飽きます。
ラスボス戦に向け延々と害虫退治やる感じは相変わらずですが、退治法は前作より工夫が見られ助かりました。『マトリックス』のブレットタイム程の新鮮味はなかったけど。
…あ、ソーが静粛に!やらないのはそういうことか。他のメンバーが仕事なくなっちゃうものね(笑)。
<2015.7.7記>