氷雨水葵

劇場版 空の境界/未来福音 extra chorusの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

3.6
2024年22本目

猫ナメるな!

◆あらすじ
1998年8月、急な仕事が入った幹也(CV:鈴村健一)は式(CV:坂本真綾)に黒猫を預けに来た。

10月、礼園女学院に通う宮月がかつての自殺スポット巫条ビルを訪れると、そこには浅上藤乃(CV:能登麻美子)の姿があった―――。

◆感想
98年のその後を描くextra chorus!!本当にこれが最後!!

時間軸的には浅上藤乃との決着の後で、彼女以外にも過去に登場したキャラクターの姿がちらほら。終章まで鑑賞した人への贅沢すぎる番外編といったところで、それぞれのキャラたちの未来への福音に満ちた30分でした。とくに印象的だったのは藤乃の後日譚かな。視力は失ったけれど元気な姿で登場して安心した。相変わらず物を曲げる能力は健在で、能登さんの透き通ったお声とは裏腹に、圧倒的な強さを持っている雰囲気が良い。
そして、幹也が黒猫を式に預けるエピソードも好き。幹也は人たらしかと思ってたけど、猫たらしでもあったか(笑)てか、この時の幹也の表情(?)というか、雰囲気がめちゃくちゃ大人に見えるんですが!?ああああ式と幸せになってくれーーーー!!!!!「猫ナメるな!!」って言った式の気持ちわかるかも…幹也…そういうことじゃないんだよ!猫は君のことが好きで、幹也だからこそ一緒にいたいって思ってるんだよ!と言いたくなりました(笑)そして「俺は今お前といるから、それでいい」って赤面しながらぶっきらぼうに言う式かわいすぎっ!!なにそのデレ!!なんか鈴村の心の底からの優しい声もあって、キャラクター同士もそうなんだけど鈴村夫婦てぇてぇって思った。

みんなに幸あれ!
氷雨水葵

氷雨水葵