Masato

進撃の巨人 ATTACK ON TITANのMasatoのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
3.0

原作、アニメ視聴済みです。

勿論、みなさん仰る「キャラ設定改変」「主人公の巨人に憎悪する理由の改変」などに対する不快感を一ミリも感じてないというわけではございません。
エレンとミカサとシキシマの関係とかは正直微妙だと感じましたし、ここまで原作の4巻までを再現したのなら、エレンの親が食われたという設定でも別に良かったと思います。
キャストの本郷さんの声が声優口調であってなかったり、すこし芝居臭かったり。
ですが、邦画がここまでVFXを利用し、迫力あるシーン、巨人の再現度や特撮の魅力を十分活かしたシーンはとてつもなくかっこいいし、これが☆一つな訳ないと思いました。
序盤と終盤の迫力は邦画でと随一を誇ると思います。(中盤の中弛みは惜しい)

PG12でも、はっきり言ってR15の上位レベルのグロさ。身体、四肢欠損が怒涛の連続。血飛沫大量。
エロシーンが生々しいアダルティーな感じを出していました。見た直後はまあいいかなという感じでしたが、後々考え直したらまずいなと思いました。

ストーリーや設定改変の微妙さを凌駕するほどのアクション、特撮、表現。

樋口真嗣さんのツイッターの発言は問題ですが、それに応じるようにして馬鹿な連中がヤフー映画レビューを荒らしたり(確立した証拠はありませんが、あきらかに不審。)、いろいろありましたがこの映画はクソな駄作と呼ばれるような映画ではないと思います。
原作者直々に改変を要求し、主人公の巨人に立ち向かう勇敢さは、感情移入しにくいので、腰が抜けてしまうキャラ設定にしてほしいなど、監督脚本原作者でちゃんと話し合っています。

中途半端に原作を再現した反面に粗が出てしまった感じがします。なので、完全改変な後編が気になりした。
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