映画の構成とストーリーは「ビースティボーイズ」に近い気がする。
同調しない/できない者を排除する、同質なものを好み異質なものを排除する環境で、登場人物たちはそれぞれの処世をしている。
態度や振る舞いは変えられても、曲げられない精神がある人物と環境に柔軟に合わせつつ軸がない人物、無垢な人、完全に環境の空気を内面化してる人。
ホモソーシャルな軍隊・兵役をモチーフにして、しきたりや階級に重きを置いた閉鎖的な集団の息苦しさを描き表しながら「順応することとは・・」と疑問を投げてくる映画だった。
「早く大人にならなきゃな」が効いてる。
精神を曲げることは(退化というか)無感覚になることなんだろうか。