『淵に立つ』(2016年)を作った深田晃司監督による素晴らしい映画。
プロデューサーが、これまた杉野希妃であり、先日の『欲動』同様、見事。
ある浪人女性=朔子(二階堂ふみ)が実家を離れて、おばさん(鶴田真由)の家に来る。
そこで経験する様々なこと。
福島から逃れて来た少年との出会い、原発について、おじさんの経営する危ないビジネスホテル(実はラブホテル)など。
途中、夜の喫茶店でパフォーマンスが描かれるが、風船を使った演劇的な描写に驚き。
カメラの動きも素晴らしく、セリフも間合いがグッド。
また、突然流される『♪こんにちは赤ちゃん』に爆笑。(この歌を歌っているのは杉野希妃)
なかなかの傑作。