いざわ

アデル、ブルーは熱い色のいざわのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.5
第66回カンヌでパルムドールを取った作品。3時間という長尺だけど時間はあまり気にならないかな。事前に口コミ読んだらベッドシーンが多いとか長いっていうコメントも多かったけど、自分はあんまり気にならなかったかも。
一つの恋愛が始まり、燃え上がり、些細なことですれ違い、燃え上がったときと同じように激しく喧嘩して、やがて終わっていくまでを描いた作品。大恋愛のこと「運命の恋」っていうけど、アデルにとっては女の子がその相手だった。
目とか顔、視線の描写がものすごく多い映画でした。キスへの期待、嫉妬、恋が終わってしまうのだということまで、感情がこっちまで伝わってきて肌がざわざわした。ラストも良かったな、「次へいこ!」ってかんじじゃなくて、線香花火が落ちるみたいにこの恋の終わりまでを描き切ったというかんじ。
ただ撮影がベッドシーンから始まってそれが十日続いたり、女優さんには過酷な環境だったらしいですね。
作品はさすが愛の国フランスってかんじの良質なラブストーリーでした。
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