いざわ

ファイト・クラブのいざわのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.5
原作が面白い上デヴィット・フィンチャー監督なので面白くないわけがないよね。
原作を上手く映画として昇華したなと思う。映像の中にほんの一瞬違う映像が挟まれる演出(タイラーの悪戯の演出)は絶対にやって欲しかったので、やってくれて良かった。
原作の不穏さやあのテンポ感、言葉のリズムが好きなので原作派なんだけど、それでもあの独特の空気をすごく上手く映画に落とし込んでいた。乾いた熱のある暴力描写と、その裏で嫌になるほど捏ね回される人生に倦んでいる描写。コミカルとシリアスの場面の緩急もあって一瞬も飽きずに観続けることができる。
良かった。大きな映画館で観たかったな。


⚫︎あらすじ
心の中に問題を抱えるエグゼクティブ青年ジャックはタイラーと名乗る男と知り合う。ふとしたことからタイラーとジャックが殴り合いを始めると、そこには多くの見物人が。その後、タイラーは酒場の地下でファイト・クラブなる拳闘の秘密集会を仕切ることに。たくさんの男たちがスリルを求めて集まるようになるが、やがてそのクラブは恐るべきテロ集団へと変貌していく……。「セブン」のコンビ、ブラピとフィンチャー監督が再び組んだ衝撃作。
(映画.comより引用)
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