月下香

アデル、ブルーは熱い色の月下香のネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

🌙2023.11.21_23-196

昔に一度断念した映画をリベンジ

エマの青い髪と青い目、
服など要所に出てくる青が印象的な本作
話としては異性間の恋愛と何ら
変わりのない普遍的な恋愛映画
道端ですれ違いの出会いが運命感が強くて好き

役者達が台本を読む機会を与えられたのは一度だけ
そのためほとんどがアドリブとのこと
それに女優達はほとんどのシーンがノーメイク
それ故に凄く自然体でリアル感が強い
アデルも割と無造作なまとめ髪だけど、
魅力的に見えるアデル自身の魅力が素晴らしい

ただ一つ気に入らなかったのは、
性描写がとにかく長い上に多い
これだけ雰囲気も演技もストーリーも良いから
省いても良さそうだなと私的には魅力を感じず...
見ているこっちが恥ずかしくなるぐらい長くて
10秒スキップをしながら見たけど
それでもなかなか終わらないシーン(笑)
この10分間のシーンの撮影に10日間かけたとの事
2人の演技はリアルで良かったんだけど、
搾取されてる感がどうも否めなくて納得できず...

ラストは予想がついたけど悲しくて切ない
ただエマの成功はアデルと付き合ったままだと
成し得なかった気もするし、
リーズだからこそ成功した感はあるし悲しい〜

あと序盤のクラスメイトがアデルにレズだろって
集団で詰め寄るシーンが辛かった
10年前だと同性愛はこんな扱いが
まだ一般的だったのかな
その中でも庇ってくれたクラスメイト達は素敵

あとポスターとタイトルのセンスが好き
ポスターがアデルだけ顔を見つめているのも良い

青髪のレア・セドゥが魅力的で美しかった
月下香

月下香