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仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦のペンのレビュー・感想・評価

2.8
公開当時の最新ライダーと先代ライダーがW主演する「MOVIE大戦」シリーズ第5作。
従来のMOVIE大戦は、旧ライダー編→新ライダー編→MOVIE大戦(2人のライダーが合流)という3部構成が基本でしたが、本作では ウィザード編→鎧武編の2部構成になり、鎧武編にウィザードも参戦という形になっています。

そのためか、ウィザード 約30分+鎧武 約60分という時間配分に大きな差が…。つまり、この映画の目玉は鎧武なわけで、ウィザードは前座のようなものなのです。しかし、面白さも完成度もウィザードの方が明らかに良くて、目玉の鎧武がどうしようもなくつまらない、なんとも評価に困る作品です。。

ウィザード編はテレビシリーズの後日談となる物語。30分という短い時間ですが、1年間応援したファンにとって最高の続編。名実ともに真の完結編になっています。
一方の鎧武編は、異世界の戦国時代に迷い混む番外編ストーリー。その世界の殿様は、武神ライダーと呼ばれる仮面ライダーを従え、合戦をしているというワケのわからないインチキ時代劇。最後までワケがわかりませんでした。映像もセットもチープで、キャッチコピーの「豪華絢爛」が自虐にしか聞こえません。
戦争を美化するような台詞回しがあるのも不快でした。子供が観る作品なのでその辺は特に気をつけてほしいと個人的には思います。
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