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嗤う分身のktyのレビュー・感想・評価

嗤う分身(2013年製作の映画)
3.0
冒頭から常識ではありえないことが起きる矛盾だらけの生活、
原色を多用した色彩感、
脈絡のない選曲、
分身の存在を受け入れる職場、
そして夜しかない世界。

矛盾する映像のすべては主人公の脳内の世界で、最後だけが現実と解釈しました。それが正しい解釈かわかりません。

でも芸術なんだから、いろんな解釈があっていいし、一つ絶対的な正しい答えが存在するわけではないと思います。

黄、緑、オレンジが多用される中で
控えめな青とハッとする赤のアクセントが効いている映像、
分裂気味の音楽の使い分け、
すべて脳内の世界だから、
混沌でも美しい。
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