アイスランド演劇界の演出家が人々と馬の暮らしをユーモラスに描いたドラマ作品。
馬に関わる人達、人に関わる馬達。
それぞれの視点から見た物語は、自然溢れるアイスランドの大地にとても馴染む。
人間は身勝手で愚かな生き物だと思う。勝手気ままな人に飼われる馬はかわいそうで、逆は幸福感に満ちている。
何気ない日常を捉えたこの物語は、共存する2つの種の説明を省き観る者の想像力を沸かせる仕上がりとなっています。
物語をまるで絵画のような切り口で演出した描写は、それぞれの人やそれぞれの馬の気持ちを上手く表現しています。
馬の瞳は濁りがなく綺麗ですよ。