こいつは俺には難しすぎる！小賢しいぜノーラン！とついてゆくのに精一杯でしたが
これは文句なく面白い！
「マトリックス」のような形（世界観・見た目）から入るカッコ良さと
「スパイ大作戦」的なチームプレイの面白さで最後までスゲー！スゲー！の連続。いやあ興奮しました。
瀕死のサイトーが手りゅう弾を手渡された時は自爆してジャパニーズ大和魂を見せてくれるのかと期待しましたがさすがにそれはありませんでした。
考えてみりゃあごくごく単純なストーリーを哲学っぽく語ってる少々頭でっかちな作風ではあるけど、
次の日には内容を忘れてしまうよなIQの低い映画が多い中、
何度も観たくなったり解釈をめぐって観たもの同士で会話が弾むような映画は貴重。
「ダークナイト」でゼロ年代映画にとどめを刺したノーラン、
新たな１０年の幕開けにこんな名（迷）作を作られてしまったら
この後に続かなくてはいけない全ての映画人にとって大きなハードルになってしまったのは間違いないです。
