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インセプションのaのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと理解すればするほど面白い作品。
3層に分かれることでそれぞれのキャラクターの見せ場があってかっこいい。
初見では設定の理解に追いつくのに必死で、コブの心情の変化まで丁寧に感じられなかったんだけど、2回目の方が断然あっという間で面白かったからぜひ1回で諦めないでほしい(笑)

ラストについては、私はコマがぐらついて止まる直前に見えたので、現実派。
モルを愛しているからこそ、モルが亡くなってしまった痛み、罪悪感が胸に突き刺さり、コマよりも現実を突きつけてくる。
コブは夢の中でも罪悪感でずっと辛かったはず。そしてその痛みが何よりの現実であり、夢の中で一緒にいたいと願ったモルへの償いであったと思う。
今回、アリアドネの助けもあって、やっと自分を許した。だから虚無の世界でモルに「君じゃダメなんだ」と言えたのだと思う。
虚無の世界で償いを続けるのではなく、現実の世界で子供たちを幸せにするのだと。

どんなジャンルにおいても、良作は何回も観たくなるし、人と感想を話し合いたくなる!
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